Zebra RFD8500 Handheld RFID Sled at Ricoh's facilities
Success Story

ゼブラのハンドヘルドRFIDリーダー導入により、リコーが点検時間を94%削減

日本の大手複合機メーカーである株式会社リコーは、製品保証工程におけるヒューマンエラーと点検時間の長期化という課題を抱えていました。業務効率化を図るため、同社はRFID技術を導入し、点検プロセスを改善しました。

Zebra の成功事例: Ricoh

概要:製造業の課題

リコーは以前、SDカードとQRコードを用いた点検方法に依存していました。ゼブラのRFD8500ハンドヘルドRFIDリーダーの導入により、リコーは点検精度を大幅に向上させ、点検時間を削減し、現場作業員がより戦略的な業務に集中できるようになりまし

Benefits / Outcomes

  • 作業時間・点検時間の大幅な短縮
  • 工程・納入品質の向上
  • 梱包材の削減などの環境負荷低減に貢献

Customer

Ricoh Company, Ltd
日本

Industry

Manufacturing

Solutions

Ricoh について

株式会社リコーでは、物流プロセスにおいてRFIDを採用し、納入品質向上および作業効率の改善を図るための革新的なアプローチが取られています。

同社では、複合機を出荷する際、納入品質向上のための物流加工(物流拠点+製造拠点)をしており、従来の納品後の客先でのオプション組付けではなく、事前に物流拠点で複合機本体に顧客ごとの要求に合わせたオプションを組付けて直送しています。これは、納品作業の効率化のみならず、オプションパーツの個別配送によって発生する梱包材の削減などの環境負荷低減につながります。

The Challenge

複合機の製品保証工程における工程ツールのインストール(製品内部に検査データをインストール)作業では、従来SDカードをメインに運用をしていた。先頭工程でSDカードをセットし、後半工程でこれを取り外すといった運用だが、その際にSDカードを外し忘れて市場へ流出してしまうというヒューマンエラーに起因する不具合が発生していた。

SDカードは生産ラインで使うため、1モデルあたり3~40枚必要とされ、複数モデル生産ラインではこれの相当枚数の管理が必要となる。

2018年以前は点検票を使用した人による目視チェックで管理運用していたが、「点検時間が掛かる」・「点検ミス、点検漏れによる不具合発生」といった問題や困りごとが発生していた。

これへの対処として、2018年以降からは管理対象物にQRコードを添付し、QRコード読み取りシステムによる検査に運用を変更した。しかし、管理者へアラームが発信されることで未点検を防ぐといったメリットがあったものの、一方では従来の目視検査より点検時間が掛ってしまうという新たな課題をかかえることとなる。

RFIDリーダーはゼブラ・テクノロジーズ社製品を含め3社のメーカー製品を比較検討したが、海外工場でも使用できることを考慮した結果、国ごとの法規を満たし入手性・サポート面も優れたグローバルトップサプライヤーであるゼブラ・テクノロジーズのR 

The Solution

点検票を用いての目視チェック、そしてQRコード読み取りシステム導入によるチェック漏れ防止に続き、さらに業務効率化を図る方法を検討した結果、物流や販売の現場で広く活用されているRFIDに着目。

管理対象物にRFIDタグを貼り付けてリーダーを用いて瞬時に一括で読み取りし、アプリを用いて点検結果を電子化する運用に変更した。これによって、点検精度の向上・ペーパーレス化・点検票の保管スペースの低減、さらに承認業務の電子化により、証跡の電子化、トレーサビリティ管理による品質向上が図れ、残る課題であった点検時間の大幅短縮も実現した。

この新たな運用方法を実現するために、対象物に取り付けるRFタグは対象物に合わせたタイプを選び、RFタグの読み取り装置としてゼブラ・テクノロジーズ製RFIDハンディリーダーを採用した。

The Zebra Difference: Outcome and Benefits

効果として顕著なのは作業時間の大幅な短縮と工程品質の向上である。

作業時間は、従来の点検票を用いての人による目視でチェック・記入する作業時間が1か月あたり約223分、そしてQRコード読み取りシステムによる作業時間が1か月あたり約427分掛かっていたのに対し、RFIDを用いた点検では1か月あたり約13分になり、点検票を用いての作業時間と比較して1か月あたり約210分もの時間短縮を実現した。

工程品質の向上面においては、点検票を用いて人による目視でチェックしていた頃には、SDカードの取り外し等のチェック漏れで市場へ流出してしまうことがあったが、RFIDとアプリを用いて点検結果を判別することで、SDカードの取り外し等のチェック漏れによる市場への流出はなくなった。

現在は国内の物流センター(御殿場・川崎・大阪)の3拠点でRFIDを用いた製品組付け用治工具のデジタル点検作業をしているが、さらに国内の他拠点への展開とグローバルで使えるゼブラ・テクノロジーズ製RFIDハンディリーダーを採用しているので、海外拠点への展開を目指している。