電源ユニットの自主的リコール

2018年6月更新

2016年12月に開始されたZebra電源ユニット(PSU)のリコールが拡大されました。リコールの最初の連絡後、他のインシデントが報告されています。十分な注意が行き届かなかった場合を想定し、お客様の安全を確保するための予防策強化として、Zebraでは最初のリコールの条件を拡大し、より長期にわたって他のモデルが含まれるようにしています。

リコール期間が拡大され、2006年10月1日から2012年12月31日までにFSP Groupが製造したPSUが対象となっています。対象となるPSUは、アフターマーケットキットとして販売されたか、またはZebraのプリンタ販売に付属していたもので、最初のリコール通知に含まれていた場合もあれば、含まれていなかった場合もあります。関連するプリンタモデルの一覧は次のとおりです。

デスクトッププリンタAPxxx、GC4xxx、GK4xxx、GK888xx、GX4xxx、GT8xx、HC100、H/LP/TLP/Rxxxx(282x、284x、384x)、PS4000T2xxx、Thermal 284x、ZP4xx、ZP5xx
カードプリンタBR1xxx、CN1xxx、J1xxx、P1xxx、SC1xxx、WM1xxx、 ZXP Series 1、 ZXP Series 3x

上記のZebraプリンタモデル用の電源として機能するPSUは、DC電源装置コネクタ内の難燃剤樹脂に使用される、不適切に混合されたリン化合物が含有されている可能性があるとして特定されました。このリンを主成分としたコネクタの樹脂の不具合は、時間の経過とともに水分や湿気と混合されると、過熱または火災の危険を引き起こす可能性があります。

プリンタモデルの詳細なリストについては、こちらをクリックしてください。

ご使用中のプリンタが該当するかどうかは、製造ラベルでご確認ください。プリンタの背面または最下部にあります。ラベルに製造元としてZebra Technologiesが記載されている場合は、以下の検証フォームを利用し、電源装置が該当するか詳細にご確認ください。

独立機関によるテストを経て、問題は特定されたPSUグループに限定されており、Zebraが製造した実際のプリンタまたはAC電源コードは無関係であることが確認されています。

PSUは、この自主的なリコールの命令に協力をしている、大手の著名なサードパーティメーカーから調達したものです。

当社のお客様の安全は、Zebraにとって何よりも優先されます。ZebraはPSUの製造に直接携わっておりませんが、当社のコンポーネントのサプライヤーはZebraの延長であると考えており、当社のお客様と流通パートナーに悪影響を及ぼさない形で問題の是正に努めております。

製品とカスタマーケアの両方の品質はZebraの最優先事項であり、私たちはお客様の安全確保に力を注いでおります。

影響を受けている装置を確認し、交換品のリクエストを行う方法

1. プリンタのシリアル番号を取得する

プリンタのシリアル番号を見つけて記録してください(プリンタの下部または背面に貼付されたラベルを参照)。

確認済みの在庫も、拡大されたリコール期間とプリンタモデルに基づいて再確認する必要があります。

2. 電源装置の日付コードを取得する

上記で確認したプリンタごとに、プリンタからPSUを外して、「ブリック」を調べ、「D/C」と印付けられた日付コードを見つけてください(右のビデオを参照)。

現在プリンタに接続されていない予備の電源装置もすべて、必ず確認してください。

日付コードが0639XX~1253XX(YYWWXX、この場合YY=年、WW=週)の範囲内であれば、お使いのPSUは自主的リコールに該当します。お客様のPSUの日付コードが日付範囲内にない場合は、自主的リコールの対象外であり、適切なZebraプリンタと組み合わせて引き続きご使用いただけます。

Hitekが製造したPSUはリコールの対象外です。

このステップは一部のプリンタには当てはまりません。

ZP450またはZP450 ctpプリンタについてのご連絡は、こちらをクリックしてください

ZP5XXプリンタ(ZP500、ZP500 EPL、ZP500 ZPL、ZP500 Plus、ZP500 Plus EPL、ZP500 Plus ZPL、ZP505、ZP505 EPL)についてのご連絡は、こちらをクリックしてください

3. 情報を確認する

確認/検証フォームに記入後、お客様の情報を丁寧に見直し、PSUの交換プロセスを開始してください。

交換する電源装置の台数が多い(物理的な1地点に電源装置が10台以上ある)場合は、
カスタマーサポートにご連絡いただくか、以下のいずれかの電話番号からお問い合わせください。サポート担当がリクエストのプロセスをご案内いたします。

影響のある電源装置ごとに次の関連情報を提供できるように準備しておいてください。

  • お客様の会社名連絡先情報
  • 交換品の「配送先」情報
  • プリンタのシリアル番号(28J102600001など)
  • 電源装置の日付コード(110710など)

4. 影響を受けているユニットを使用不能にする

お客様のPSUが該当することを確認/検証したのち、以下に説明するように PSUを使用不能にして、次の手順に従い、使用不能にした証明としてZebraに写真を送信してください。 

  • ケーブルを切断した後、ラベル側を上にしたブリックの写真を撮ります
  • 次の文字列を件名に入力し、使用不能にしたPSUの写真をメールに添付してPSUrecall@zebra.com宛に送信してください。PSU Recall Proof of Destruction
  • 次の情報をメール本文に含めてください。
    • 日付コードおよび対象となるPSUの台数
    • お客様の会社名
    • 電源装置を使用なさっていた場所の住所
    • 連絡先情報(任意)
  • 使用不能にしたPSUおよびケーブルは、地域の条例に従ってリサイクルしてください。リサイクルの方法や場所が分からない場合は、装置を購入された販売代理店にお問い合わせください。

注意事項:Zebra の継続的な品質とエネルギー効率の改善への取り組みに沿って、交換用PSUには異なる部品番号が割り当てられます。また、影響を受けているPSUよりも優れたエネルギー効率を発揮します。お客様のプリンタと組み合わせて使用する交換用PSUを特定するには、以下の表を参照してください。

PSU Recall, Website, Graphic, Main Recall Table

重要:交換に必要な情報の送信後、当社のウェブサイトから確認メールが届いていない場合は、交換用電源装置の受け取り時に以下の表を使用して、各電源装置が適切な電源ユニット/部品番号で交換されていることか確認なさることをお勧めします。これが正しくないと、お客様のプリンタが正常に機能しない可能性があります。

他にご質問はございますか? お問い合わせ

このリコールの詳細については、電子メールまたは電話でお問い合わせください。

1.800.658.3795(米国およびカナダ)

1.972.893.1548(国際)